こんにちは。競馬予想界のクリーン化を目指すジャンヌです。
牝馬クラシックの第一弾。桜花賞
このレースからワクワクが最高潮に入ってきますね。ここから宝塚記念まで毎週毎週楽しみな週が続きます。
なんとか開催が出来ることを祈ります。コロナウイルス、早く落ち着いてほしい。
関係者の皆さん、ファンの皆さんの健康が一番です。

クラシック第一弾!遂に桜花賞の季節ですよ!
桜花賞(G1)
阪神芝1600m
2019年 1.32.7
12.2 – 11.1 – 12.1 – 12.3 – 11.7 – 10.8 – 11.0 – 11.5
2018年 1.33.1
12.3 – 10.7 – 11.5 – 12.1 – 12.1 – 11.5 – 11.3 – 11.6
2017年 1.34.5(稍重)
12.7 – 10.9 – 11.1 – 11.8 – 11.8 – 11.5 – 11.9 – 12.8
2016年 1.33.4
12.4 – 10.7 – 11.7 – 12.3 – 12.0 – 11.4 – 11.3 – 11.6
2015年 1.36.0
12.7 – 11.7 – 12.7 – 12.9 – 12.5 – 11.3 – 10.7 – 11.5
予想のポイント
まず間違いなく急加速ラップが入る桜花賞。ラップでの予想は言ってしまえば非常にやりやすい。
瞬発力特化型をチョイスすれば問題ないから。過去5年を見ても稍重開催でレースミノルが勝利した2017年以外は瞬発力勝負になっている。興味のある方はもっと遡っても同じ傾向があることがご理解頂けると思う。
チェックポイントは瞬発力
その視点でトライアルレースを分析していきたいと思う。
アネモネステークス
レースレベルが低く、アネモネステークス組から桜花賞馬が出ることは考えにくい。
アネモネステークス出走馬は以下。流石に厳しいか。ジェラペッシュには少し期待していたんだけれど、前走の走りじゃクラシックは取れない。大きな成長が必要。
インターミッション
カイトレッド
ジェラペッシュ
フィオリキアリ
エルフィンステークス
デアリングタクトが圧巻。
12.3 – 10.9 – 11.5 – 11.6 – 12.2 – 12.0 – 11.7 – 11.4
一頭だけ次元が違った。ラストでまだ伸びているということは余裕がある。まだタイム縮められる。
3着のスマートリアンはチューリップ賞で阪神JF組には後塵を拝したがコンマ5秒差の5着。
4着のエーポスはフィリーズレビューで楽勝。
この二頭に影も踏ませなかったのだから相当な能力の持ち主。
デアリングタクトは有力候補ではないかな。
新馬戦でも加速し始めたところ前が壁。
あそこで終わってもおかしくない展開。それでも進路を見つけてからの再加速が一瞬だった。
まあ新馬戦なので相手が弱かったが、それでもあの脚は惚れ惚れする。
瞬発力勝負になる桜花賞ではあの一瞬の切れ味が武器になるのは間違いない。
余談ですけど、エルフィンステークスの勝ち馬でクラシックというとウオッカくらいで出世レースでは無いんですよね~。
ウオッカかこの後チューリップ賞も余裕で勝ったからローテ的には少し違うし、桜花賞はダイワスカーレットに負けたんだけどね。
ダイワスカーレットは史上最強牝馬だから実質勝ったみたいなもんか。
話戻すと、王道路線以外で桜花賞を勝てるとすればデアリングタクトだろうね。
デアリングタクトの不安は少頭数しか経験してないところ。
こればっかりはどう転ぶかわからないが新馬戦では内で競馬しており、問題ないと見てる。
阪神JF組に人気が集まるだろうから、狙い目ではないかな。
チューリップ賞
結論から言うと、物凄くレベルが高くて、チューリップ賞の好走馬はそのまま桜花賞でも通用しそうだ。
具体的に検討したいのはマルターズディオサ、クラヴァシュドール、レシステンシアの1-2-3着馬にウーマンズハート。
スマイルカナは格付けが済んでしまった感じで流石に厳しいか。
今年のチューリップ賞って改めて見ると阪神ジュベナイルフィリーズの1-2-3-4着馬がそのまま初戦に選んだのね・・そりゃレベル高いわ。
コースも桜花賞と同じ阪神1600。
阪神ジュベナイルフィリーズの着順は
レシステンシアが1着(チューリップ賞3着)
マルターズディオサが2着(1着)
クラヴァシュドールが3着(2着)
順位が入れ替わっただけ。
つまりこの3頭が抜けていると判断していいだろう。
実際のタイムを見た方がわかりやすいか。
今年のチューリップ賞は1.33.3。
これはソウルスターリングの勝った2017年よりもコンマ1秒遅れで、
ラッキーライラックの勝った2018年よりもコンマ1秒早い。
シンハライトの勝った2016年は1.32.8という異常な速さで、その年はシンハライトとジュエラーというチューリップ賞ワンツーがそのまま桜花賞ワンツーになりましたね。
今の時点のタイムだけの話になるが、ソウルスターリングとラッキーライラックといえば言わずとしれた名牝でG1馬。このクラスにあると言えばどれだけ桜花賞に近いか分かるはず。
そして阪神ジュベナイルフィリーズ。1.32.7はレコードタイム。そしてただのレコードタイムではなくて、このタイムで走れば桜花賞も勝てちゃうという水準の超絶レコードタイムだ。
そのレースの1-2-3着馬がレベルの高いチューリップ賞でも1-2-3着。
要は実力を次のレースでも証明したと言える。
これは当然本番(桜花賞)でも有力という判断で良いだろう。
ウーマンズハートも悪い馬じゃない。悪い馬じゃないけれど、レースレベルの低い(つまり道中が緩む)レースでないと脚が溜まらない=切れないことはハッキリした。
G1のペースでは苦労することだろう。評価は落とす。
この3頭での優劣は非常に難しい。私は全て重い印でヒモにするつもり(あくまでも枠順発表前)なので優劣はそこまで重要ではないが、この中から軸を選ぼうとするととたんに難しくなる。
勝ち馬に一番近いのはレシステンシアだと考えている。
前走はチューリップ賞は明らかにバテていた。
バテた理由は正直騎乗ミスに近い。入りがとてもゆっくりで12.2 – 23.4 – 35.1のスロー。
その後も淀みなく流れてラストに二の足を使おうとしたんだが、上がり3ハロン脚が持たず失速。
結果的にはマルタースディオサとクラヴァシュドールの脚を引き出してしまった。
ここで桜花賞は鞍上武豊。武豊の逃げのテクニックは物凄く、後続に脚を使わせながら自身は溜める。いわば阪神JFで北村がやったようなレース運びができるだろう。そうなるともちろん勝ち負けが期待できる。
リスクは他の馬に絡まれたとき。スマイルカナが逃げ宣言してるのかな?
もしそうなればそういう経験がないので案外脆いかもしれない。
使える脚が一瞬で小回り向き。阪神向きではないし乗り難しいイメージがあるので、名手武豊とはいえうまく能力を引き出せない可能性がある。そういう意味ではいわゆるピンパーの馬なんだろうけど、ハマったときにはどの馬も勝てないだろう。
私は、強いのは分かっているがハマり待ちの馬が人気のときは危険という判断で、◎にはしない。
バランスが良いのはクラヴァシュドール。どうも2着3着と勝ちきれないが、どんな展開になってもしっかり脚を伸ばしてきそうなのがこの馬。
瞬発力は間違いものを持っている。上のクラスのよどみない流れになっても切れ味は発揮できるだろう。突き抜けたものはなく、総合力としてどこまで勝利に迫れるか。
馬券内という部分で狙うならクラヴァシュドールを◎という判断は有りと思う。
マルターズディオサももちろん有力。
しかし、クラヴァシュドールとレシステンシアに比べると展開がうまくマッチしている印象。決して弱くない(むしろ強い)ので、桜花賞でもうまくマッチすればすごく有力。勝ち負けも当然。
しかし、これと言って推すポイントが無い(他の2頭と比べて)。
○、▲、△一番手あたりが妥当。
シンザン記念
シンザン記念が実に悩ましい。
シンザン記念を勝った牝馬は強いというアノマリー(経験則)がある。
もちろんアーモンドアイとジェンティルドンナの2頭なんだが・・
言わずもがな参観牝馬2頭。それに2着だったジュエラーも桜花賞を勝った。
つまりアノマリー的には今年のシンザン記念を勝ったサンクテュエールも相当強いということになるのだが・・・
結論的にはアノマリーを捨てて軽視したいと思う。
根拠としてはメンバー層の薄さ。
今年は10頭立てで、朝日杯が初芝で4着と好走したダート芝兼用のタガノビューティー(実は朝日杯ではタガノビューティーを◎にしていたので悶絶モノだったんだが・・・)が2番人気。新馬戦を勝ったばかりでいかにも右回りどうなの??というルーツドールが1番人気で、実際に2着になったのはプリンスリターンという人気薄。
ちょっと今年のシンザン記念は信用できないのではないか?
アルテミスステークスの競馬はとても強かったとは言え、リアアメリアには完敗しているわけだし、そのリアアメリアもそう高くは評価していない。
さらにいうと今年の京都開催は芝がとても重く、
ラップ的にもこのようなもっちゃりとしたもの。
12.5 – 11.1 – 11.8 – 12.6 – 12.2 – 12.2 – 11.5 – 12.0
一応ラスト2ハロン目に0.7秒の加速ラップを刻んでいるので、合格点と言えばそうなんだが、果たして阪神1600がサンクテュエールに合うのかね?
未知数で2番人気想定なら思い切って評価下げてもいいかなと思った次第。
阪神ジュベナイルフィリーズ
上記と繰り返しになるのでレース分析は省略するが、とにかくハイレベルだった。
阪神ジュベナイルフィリーズからの直行はリアアメリアただ一頭。
そのただ一頭は阪神ジュベナイルフィリーズで一番人気だったから無視できない。(結果は6着)
この桜花賞直行がどうでるかだが・・・
私はこの直行ローテはマイナスに出ると思う。
そもそもアルテミスステークスは非常に優秀だった。
そこから考えると阪神ジュベナイルフィリーズは勝ち負けに近い存在だったと思う。
じゃあ何故阪神ジュベナイルフィリーズで凡走したか?上記で書いたことでもあるんだが、レシステンシアになし崩しに脚を使わされてしまった=脚が溜まらず末脚不発。だと見ている。
桜花賞でもレシステンシアは逃げるはず。スマイルカナが逃げたとしても番手からペースを作るはずで、
澱まない流れになる。悪い意味で阪神ジュベナイルフィリーズの再現になるのではないか?
そういった点を見極めるのには年明けに一戦使えばよかったのだが、それが出来ない事情があったのだろう。阪神ジュベナイルフィリーズで勝っていて直行なら理解できる。凡走のあと直行は調整が難しいか、足下に不安があるか。いずれにしてもマイナス要因ではないか?
能力は認めるものの、重い印は打ちにくい存在。5番手か6番手か・・・
デイリー杯クイーンカップ
クイーンカップからはミヤマザクラ(1着)とマジックキャッスル(2着)が参戦。
実質の勝利馬はマジックキャッスル。まず大きな出負け、コーナーでは大外の不経済コースを通過と、まったくもってちぐはぐな競馬。まともなら余裕で勝っていたと思う。2頭の格付けの上では完全にマジックキャッスルの方が上。ミヤマザクラはその前にマイルじゃちょっと短いと思うし。
そう考えてみると、クイーンカップの前のファンタジーステークスではあのレシステンシアにコンマ2秒差の2着。
レシステンシアには大きく離されたとはいえ、強かった。
前有利の展開で後方からの競馬ではレシステンシアに勝つのは難しい。
それでも上がりはレシステンシアに0.3秒差をつけて一位。非凡な能力は示していると思う。
ただ、今回は展開が向くかどうか。後方からの追い込みに賭けるしかないというのは分かっているので、レシステンシアが厳しいラップで逃げたときに後ろからで届くか。疑問はある。
ただ、確実な末脚を持っているのは確か。展開さえハマれば一発ある馬。
こういう馬は人気では切る方向だが、逆に人気薄なら展開待ちに賭けてみるのも妙味。
面白い一頭だと思う。
まとめ
まだ枠順発表前(火曜日)段階だが、トライアルレースを見ればやはり
阪神ジュベナイルフィリーズ組=チューリップ賞組という王道路線が一つ抜けている。
問題は3強の序列。どの馬を上に取るかで結構センスが問われそうだ。
勝つ確率が高いと思われるレシステンシアを上に取って頭を狙うのか、それとも安定のクラヴァシュドールを連系の軸にセットするか。当然オッズ妙味も見ないといけないだろう。
無観客開催になってからは直前のオッズの動きが激しい為、推移を見ながらの馬券購入になると思う。
ちょっとひねるなら別路線のデアリングタクトあたりに期待するか。リアアメリアの復権か。
シンザン記念勝ち馬は強いというアノマリーもいいだろう。
私の印は上記でだいたいは決まっているのが見えたと思うけれど、馬券構築はギリギリまで考えたいと思います。
一頭狙っている穴馬もいるしね・・・
それでは良い週末を!!

まずは無事に阪神で開催されることを祈りましょう!!
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